審美治療
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オールセラミック・クラウン、インレー
金属を使用せずにセラミック(ジルコニア)で修復する方法です。金属を使用しないため天然の歯に近い光の透過性を持たせることができ、数ある修復方法の中でも美しい仕上がりになります。治療から長期間が経っても変色することがなく、汚れもつきにくいため衛生的で、摩耗にも強いことが特徴です。金属アレルギーの心配もなく、生体に優しい修復材料です。ただし、衝撃にはやや弱いため、かぶせ物の厚みがあまり薄いと破折の危険性が生じます。このため、かみ合わせの状態などによっては適さない場合もあります。
セラミックによる修復方法には様々な種類があり、次々と新しいものが開発されています。強度が増強されたものもあります。
以下、当医院で採用しているオール・セラミック修復法について簡単に説明します。(詳しくは担当の歯科医師にご確認ください。)
現時点で特におすすめできるのが、パナソニックが開発したナノジルコニアを用いた修復方法です。
仕上がりの美しさだけではなく微小な亀裂を自己修復する仕組みがあり、薄くてもこわれにくいという優れものです。
費用はかかりますがより良いものを求められる方におすすめします。
次が、ジルコニアの表面をガラスセラミックで仕上げる修復方法です。仕上がりが特に美しいです。ただし、かぶせ物の厚みがある程度必要になるため、歯の削除量が多くなるのが欠点です。
次が、オールジルコニアです。微妙な色調再現には不向きですが強度に優れており、丈夫さを重視する方におすすめです。
そして今、注目なのがセレック・セラミックです。セレック・システムを使用して最短約1時間でセラミックによる修復物が作製できます。詳しくは下の項目で説明していますのでご覧ください。

セレック
セレックとはドイツで開発され、多くの国で採用されている歯科用CAD/CAM装置です。
下京区、南区においては当医院が最初に導入しており、2014年から稼働させています。
まず、3Dフルカラービデオカメラで歯を撮影します。歯やお口の状態が撮影に適していない場合などは通常通り歯型をとります。
次に、コンピューターに歯のデータを取り込み、コンピューター上で修復物を設計します。
そしてミリングマシンというセラミックのブロックを削り出す機械をコンピューター制御で動かして修復物を作製します。
クラウン(かぶせ物)、インレー(部分的な詰め物)どちらの作製も可能ですが、残念ながら当医院ではブリッジ(複数の本数の歯を連結したかぶせ物)には対応しておりません。
全て院内で作業が完了するため、最短約1時間で修復物が完成します。
ただし、即日仕上げをご希望の場合は別途、8,800円(税込み)が加算されます。
使用できる材質はリューサイトガラス系セラミック、長石系セラミック、ハイブリッド・レジンなど様々なブロックが使用でき、あなたの歯に合う1本を短時間で作り上げることが可能です。
仮の歯で辛抱する必要もなく、1日で治療できますので治療期間を短くしたい方に適しています。
この他にも、歯に近い性質を持っているセラミックの修復物がその日のうちに装着できるということには以下のような様々なメリットがあります。


●天然歯と性質が似ているため、歯とのつぎ目が傷みにくく、つぎ目からむし歯が再発しにくい
●天然歯と硬さが似ているため、かみ合わせに優しく、かみ合わせの歯を傷めにくい
●歯としっかり接着できるため、健康な歯をできる限り残しながら修復が可能
●生体親和性が高く、歯の神経への刺激が低い
●再治療が必要になるまでの年数が長く、歯が長持ちすると言われている
●歯の内面が細菌で汚染される危険性が少なくなる
●歯の内面が様々な汚染にさらされないため接着剤がよくつく
●仮の歯を入れて待つ必要がない
●通院回数が少なくて済む
●麻酔が1回で済む
●金属の修復の場合、金属のかげになる部分でむし歯が発生しても発見できないが、セラミック修復ならむし歯の早期発見がしやすい
●金属アレルギーの心配がない
●印象材を用いた歯の型をとらないため、えずきやすい人でも治療が可能
セラミック・ラミネートベニア
ラミネートベニア法とは、歯の表面を薄く削り、そこにネイルチップのような人工の歯を貼りつける修復方法です。歯の形が悪い、歯の色が悪い、すきっ歯を治療したいなどの場合で、むし歯が進んでいない時に適用できます。歯を削る量が少ないため、必ずしも麻酔の必要がありません。 欠点は破折、脱離の危険性があることと、歯の状態によっては適さない場合があることです。
セレック・システムを使用した場合、最短即日仕上げが可能です。
料金は1本107,800円(税込み)です。

メタルボンド・クラウン
セラミックの裏うちに金属を使用した修復方法で、セラミックの利点である美しさと金属の持つ強度を兼ね備えたバランスの良い修復方法です。オールセラミック同様、セラミック表面は変色せず、汚れがつきにくく、摩耗にも強いです。裏うちに金属を使用しているため、強度にも優れており、適用範囲が広く、信頼性が高い治療法と言えます。
かみ合わせがきつくて厚みが十分にとれない場合はかみ合わせの面は金属のみで仕上げるベニヤタイプが適しています。
かみ合わせの面の厚みが十分とれる場合は、かみ合わせの面もセラミックで覆うフルベイクタイプが選択可能になります。
フルベイクタイプであれば口を開けても金属が見えるようなことはありません。
ただし、内面に金属を使用しているために光の透過性が犠牲になります。このため、できるだけ天然歯に似た色調を再現したい。より美しさを追求したいという場合にはオールセラミックをおすすめします。
ハイブリッドレジン・ジャケット冠、前装冠
セラミックとレジン(プラスチック樹脂)を混ぜ合わせて成形したものです。
金属の裏うちのあるタイプを前装冠。金属を使用していないタイプをジャケット冠と呼んでいます。
メリット
1. セラミックに比べて費用がお手頃価格。
2. 適度に摩耗するため、かみ合わせの歯を傷めにくい。
3. ジャケット冠の場合は金属アレルギーの心配がない。
4. 保険のレジン前装冠と比較すれば美しい仕上がりとなる。
デメリット
1. 天然歯に似た光沢は得られず、美しさは落ちる
2. 経年的に変色する。着色しやすい。
3. セラミックより汚れがつきやすく、すり減りやすい
4. 強度に劣るため、強い力がかかる部位に使用する場合は前装冠にする必要がある。
CAD/CAM 冠
セラミックとプラスチック樹脂を混ぜ合わせて作ったブロックを削り出して作製する保険適用のハイブリッドレジン・ジャケット冠のことです。
現在、第二、第三大臼歯以外は保険適用となっております。ただし、第一大臼歯(前から6番目の歯)については、上下左右の第二大臼歯が残存しているなどの条件付きとなっておりますので、全ての方が保険適用になるわけではありません。また、かみ合わせや歯の状態によっては適さない場合もありますので正しく診断するためには、お口の状態を確認する必要があります。
また、金属アレルギーがある場合の取り扱いは従来通りで、金属アレルギーの確定診断を受けておられる場合は、全ての大臼歯(前から6番目以降の奥歯)が保険適用となります。
ただし、この場合は、金属アレルギーがあることを証明した診療情報提供書(皮膚科などからの紹介状)が必要となります。
また、従来通り、歯全体をかぶせる治療法のみが保険適用であり、部分的に詰め物をするインレーは保険適用外です。使用できる材質や製法にも細かい規定があり、残念ながら全ての方におすすめできる治療法というわけではありません。
メリット、デメリットは上記のハイブリッドレジンとほぼ同様となります。また、保険適用のハイブリッドレジンは装着時に使用する接着剤との相性にやや難点があり、脱離しやすい傾向があります。費用は保険の硬質レジン前装冠より少し高くなります。
いろいろと欠点もありますが、従来の保険治療であるレジンジャケット冠と比較すれば強度や耐久性が向上していますので、費用を抑えたい場合の選択肢となります。
ホワイトニング
様々な原因により、歯は変色していきます。ホワイトニングは、喫煙、飲食物などによる着色や加齢による変色に有効です。ホワイトニングにより、歯本来の白さを取り戻すことができます。為害作用はほとんどなく、歯を削る必要もありません。オフィスホワイトニングの場合なら、1回~数回の施術で完了するので気軽に取り組んでいただけます。
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目立ちにくい入れ歯
保険の部分入れ歯は、残っている歯にクラスプ(金属のバネ)をひっかけて固定しますが、ノンクラスプ義歯は、クラスプを使用しません。
入れ歯を弾力性のある特殊な素材で作成して、残っている歯を包みこむようにして固定します。歯を包み込む部分は、歯ぐきと似た色ですので目立ちません。